2009年2月22日日曜日

森を発見!






わたしのアパートはワシントン大学までバスで10分という近くでUniversity Villageというとてもおしゃれなショッピングモールも近いのです。






この条件だけでもとても満足していたのですが、素敵な森をみつけてしまいました。



今日は良いお天気で暖かかったので、ずっと気になっていた公園まで散歩してみました。


芝生が広がり小道や小川があるので素敵なところだとおもい先へ進んでいくともっと素敵でまるで森のなかにいるよう。









まるでちょっとしたトレッキング気分でした。一時間近くも歩きおいしい空気を吸ってきました!









2009年2月21日土曜日

感動したことが2つありました

今週はワシントン大学にもどり勉強していたのですが、本日金曜日は

Veterans Affaires Hospitalのうちシアトル以外のもうひとつの場所であるAmerican Lake Hospital(Seattle の南にある Tacoma市の南部)に行きました。



シアトルの病院からシャトルバスに乗りFree wayを使っても一時間半くらいかかったのでかなり遠かったです。私は今朝すごく早起きをして、まるで小旅行でしたね。




本日は、災害に関する知識を得るためにAmerican Lake HospitalのJamesさんと食堂で待ち合わせをしていました。



わたしはその前にシアトルからシャトルバス(患者さんが優先なので乗れるかどうか誰も確かな情報を持っていなかったため)にうまくのれるかどうかとても心配していました。


でも・・・

かれは前日に今日乗務予定のAmerican Lake行きのドライバーにわたしのtake careをするように頼んでいてくれたのです。

ですからわたしが出発時間の30分以上も前にバス停の前で立っている(かなり寒い!)と私の名前を呼ぶ人がいて驚いたら乗るバスのドライバーでした。本当にどれだけ安心したことか。
目的地の病院到着後、ドライバーは食堂前までバスで私を運んでくれJamesに留守電まで入れてくれ、「窓際の席に座り待っているんだよ!」っていって去っていきました。
後で会話していて気づきました。彼はいつもは自分の車でシアトルのVAまで行っているらしいので、わざわざわたしのために当日のこの時間のドライバーを探し出し連絡してくれたのだということに。それをJamesに聞いてみると「そうだよ」って!わたしはものすごく感動しました。


それからもうひとつの感動は、
朝は霧がかかっていたAmerikan Lakeでしたが、次第に良いお天気になり、American Lakeと後ろのMt Rainierが感動的に美しかったです。
わざわざ湖畔にでてみせてくれました。もうおとぎの国のような景色でした。




こちらにきて様々な人たちの親切に出会い、本当に感謝してばかりです。

2009年2月17日火曜日

戦争の爪痕 2

今日のYahooに2月13日にわたしがここで書いたことに関連するニュースが掲載されています
戦場で、外傷性脳損傷(TBI)をうけもどってくる兵士が多く、その後遺症が大きな問題となっているというニュースです。
頭部に外傷がなく、脳組織だけが破壊されて記憶障害などの症状を起こすのが特徴だそうで、負傷兵が少なくとも2万人にのぼるというなんとも恐ろしいことです。
詳細は以下のYahooニュースをご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090217-00000000-maip-int

VA Hospital(退役軍人病院)で実習してきたので他人ごとではない思いでこのニュースを読みました。

外傷性脳損傷(TBI):外力によりもたらされる脳の組織の損傷。日常生活では車の事故やスポーツでの転倒などで頭部に直接的な衝撃を受けて起きることが多い。戦場でのケースの大半は爆発の爆風によるもので、外傷がない。診断が難しく、脳機能の回復にはリハビリなどが必要。治療が遅れると症状が固定しやすい。

若い兵士もいるでしょうに長い一生をこの障害と闘わねばならない、そして戦うのは本人だけでなく家族やケアワーカーもだと考えるといたたまれなくなります。
戦争を決断するのは国の上層部だけど出向くのは国民です。

2009年2月13日金曜日

戦争の爪痕

平和ボケしている日本人のわたしでしたがアメリカにきて、そしてこの病院にきて戦争を身近に考えたり災害への危機感について考えさせられています。

一昨日、脊椎損傷患者さんの病棟と外来実習の体験をしたのですが、午前中はスタッフのミーティングに参加させてもらいました。関連職種の人が皆で意見しあうこの会議はとても有意義なものです。
ケースには、イラク戦争やベトナム戦争、第二次世界大戦での負傷者もおられ、行っているキュアやケアについて検討されていました。
聞いていて、戦争で障害を負った人々がいかに大変な生活を強いられるかを知りました。

イラク戦争で用いられているIED(Improvised Explosire Device:即席爆発装置)による負傷者のケース検討はわたしにとってショッキングなものでした。ニュースでジハード(自爆テロ)についてはよく報道されていますが、アメリカではもしかしたら家族や友人がこういうことに巻き込まれたり、また医療者ならこういう方々に出会い向き合いケアせねばならないのです。
そして戦争に行った多くの人々がPTSDやトラウマで苦しんでいます。それはたやすくなおるものではありません。苦しみがずっと続くのです。
戦争は、絶対してはいけないって強く思います。

きょうは災害時や緊急時の備え(Emergency Preparedness )を統括している方のところに実習にいきました。このかた自身が軍にいて最前線で危険と向き合ってきた人です。
戦争、核、テロ(バイオ・ケミカル・兵器・放射線)、自然災害などさまざまな話を聞きました。日本人がどれだけ平和ボケしているかよくわかりました。ほかの国はとくにアメリカの人々は危機と対面して生きているのだということがよくわかりました。
Improvised Explosire Device:即席爆発装置):
地面に埋めたり物陰に隠す程度だったものが、現在では動物の死骸の下や路上に投棄された車両に仕込むケースが目立つ。対人や対車両だけでなく、戦車や重装甲車に対しても時間差で起爆するものも存在し、駐留軍に大きな打撃を与えている。」(Wikipediaから抜粋)

2009年2月9日月曜日

ワイナリーへ行きました

きょうは日曜日で晴れています。ラッキー!

こちらに到着した頃は雨ばかりだったので、晴れだと本当にうれしいし、お日様に感謝しようという気持ちが生まれます。冬のシアトルは日照時間が短くお天気が悪い日も多いので鬱になる人も多いのだとか。


太陽の恵みは大切です。

太陽の恵みといえばワインのもとになるブドウの成熟にも太陽の恵みが大切であり、ワシントン州の東南の地方(カスケード山脈の東側)にあるワインの産地では5月から10月までの日照時間や気候がとても良いのでワインを作るのに適しているようです。全米でもっとも最大のワインの産地がカリフォルニア州で次がここワシントン州だそうです。

私の住むUniversity Districtから40分くらいでWoodinvilleにあるChateau Ste Michelle WineryとColumbia Winery にいきました。2つのワイナリーは隣り合わせにあります。

Chateau Ste Michelle Wineryにつくとまずワインを少し試飲させてくれてそのあと工場見学ツアーをしてくれます。無料なんですよ。そして、最後にまた3種類くらいワインを試飲させてくれました。3種類目に飲んだワインは到着したときに飲んだシャルドネの白ワインでした。試飲に使うワインにしては甘くておいしかったです。

それからColumbia Winery の方に行き、5ドルだすと30ドルくらいするワインを5種類飲ませてくれるというバーカウンターに行き、ワインを試飲しました。わたしはカベルネソヴィニオン(赤ワイン)がすきなのでそれを2種類と、シャルドネ、メルロー、Solare、それとアイスワインを選び飲みました。あれ?全部で6種類だと思うけどバーテンさんは数え間違えたのかな?それともサービス?ラッキー!


アイスワインの事はあまり知らなかったのですが、ルームメイトが甘くておいしいよって教えてくれていたので初挑戦しました。

アイスワインとは・・・

凍らせたワインとかではなくて、偶然に発見したワイン工法によってとてもあまーくおいしいワインができるようになったワインなのだそうです。以下のwikipediaによる説明をごらん下さい。

「アイスワインの誕生はドイツのフランケン地方であった。ブドウ畑が予想していない寒波におそわれてしまいブドウが凍ってしまった。諦めきれなかった農民たちは、凍ってしまったブドウでワインを造ったところ、とても糖度が高く美味しいワインとなっていた。この偶然からアイスワインが作られるようになった。当時は非常に貴重で高価だったため貴族の飲み物であった。」(wikipediaより抜粋)

一口飲んで感動しました。

すごーくあまくて、ワインじゃないみたい。でもまったりと濃くてワインの蜜をのんでいるみたい。


アイスワインは、食事やチーズやおつまみとかと一緒に飲むのではなく、これ自体をデザートとして飲むほうがよいらしいです。


いま漫画「神の雫」がドラマ化され(亀梨君主演)、空前のワインブームだとか・・・

ワインは奥が深そうで、私などはうんちくを述べることなど全くできず、ただ自分の舌で感じておいしいとかおいしくないとか思うだけですが、ワインは大好きですね。特に赤が好きです。


それだけに、この地に来てワイナリーに行けてうれしかったです。


それから、ワイナリーの庭園で孔雀を見ました。

雄らしいのが1羽、雌が3羽くらいいたので羽を広げないかなーと思っていると私の思いが通じたのか羽目を広げてくれました。ラッキー!

羽を広げたり、姿が美しいのは雄で、羽を広げるのは雄の求愛行動らしいのですが・・・・


とってもおかしかったのは


雄が羽を広げるとすぐに4羽の雌そそくさと退散してしていくではありませんか・・・。その様子がまるで漫画かギャグのようにおもしろかったです。
ばっちりビデオにも撮ったので後で見てまた笑っちゃいました。
まだ小さな雄だったのできっと相手にされなかったのでしょう。おかしー。

2009年2月8日日曜日

たばこと喫煙率

わたしはいま、VA hospitalに実習にいくのに毎日バスでダウンタウンまででてバスを乗り継ぎ、病院まで行きます。
ダウンタウンのバス停は、目抜き通りである3rd Avenue & Pine street の角にあります。坂をくだるとあの有名なPike Place Marketの大きな看板がみえるところです。帰りに寄り道したくなりますがこちらは日が短いのでもう真っ暗だし、University District行きのバスが無くなると困るのでいつも急いでアパートに戻っています。後ろ髪引かれながら・・・

ところで朝、バス停でバスを待っている人で煙草を吸っている男女の多いこと・・・
煙草に関して厳しそうなイメージがあったアメリカなので少ないと思っていたのですが、なんのなんのすっている人が本当に多いです。
わたしは鼻炎があるし煙草嫌いなのでバスを待つ周囲で吸われると本当に困ります。
いままで大学にいくバスに乗っていたので誰も煙草を吸ってはいませんでしたが、やはりダウンタウンですね。

そこでちょっと調べてみました。
厚労省の世界の国々の喫煙率(出 典 : WHO “Tobacco Atlas”ただし2002年と古い)を見てみたら。
日本       男 52.8%  女 13.4%
アメリカ     男 34.6%  女 21.0%
東南アジア   男 47.9%  女 11.0%
でした。
男性は日本の方が断然多いようですが、その結果は納得いかないくらいアメリカで吸っている人を見ますよ。
若い女性の喫煙も多いですよ。
ミルクを飲んでいるこども連れの母親が煙草を吸いながらベビーカーを押している。それってどうなの?って首をかしげます。受動喫煙の影響や煙草の火も危ないだろうにと心配しますよ。

東南アジアが多いと言うことはとても理解できます。これまで行ったいくつかの国々で見てきましたから。

たばこを長年吸って、心筋梗塞や慢性呼吸器疾患になっている人も看護してきましたから身体に悪いことしかしない煙草を吸う人の行動が理解できないのは私だけではないと思います。

吸っている人たちは年をとると自分につけが回ると言うことを
知って吸っているのでしょうか?
あまり認識はしていないと思いますがそれは恐ろしいことです。

毎日毒を吸っているのとおなじです。そして自分の身体と地球の空気も汚しているのです。悪いことだらけですよね。

禁煙方法.com というサイトを見つけました。
いままだ喫煙者で1%でも禁煙してみようと思われるかたはこちらへ。

追伸:
きょうは午前中に、ダウンタウンにある宇和島屋(こちらではUWAJIMAYAと呼びます;日本食やアジアの食べ物なら何でもあるスーパー)にルームメイトと共に買い出しに行きました。
行ったのはたこ焼きをするためのタコを買いたかったからです。高かったけどとても新鮮でした。
でもすき焼き肉が安かったので本日はすき焼きにしました。
ルームメイトは初挑戦だったようで感激していました。生卵につけて肉や野菜を食べることも初めての体験だったようです。肉は安くておいしいです。
アメリカ牛はあれだけ避けていたのにこっちにきて安くて旨いので気にしなくなりました。日本に戻ったらまた考えが戻るかな?さてどうかな?

2009年2月7日土曜日

アメリカの入院期間

きょうは病院研修5日目。金曜なので明日あさってが休みと思うとちょっとうれしい。

きょうは、Tele-care Nursingにおじゃましましたがちょっとミスコンダクトで午前中は自習勉強となりました。
午後になり、本日退院する患者さんの家族にTelecareでつかうデバイスの説明をするから一緒に来るかと誘われ病棟にいる家族を呼びに行きました。心不全の87歳のお父さんが患者さんで、家族は二人の娘さんでした。
病棟で患者さんに会い、本当に今日退院するの?っていうかんじの重症度でしたけどきょう退院するようです・・・。アメリカは入院日数が短いのは聞いていましたが実際見たらびっくりしますよ。

「本当に今日退院するの?」って何度も聞き返してしまいました。

わたしはICUCCUで7年半働いていたので重症度やおおよその病状は患者さんを見たらすぐわかります。まだ酸素も5リットル投与されていましたけど・・・。

救急車で自宅にもどるのかってNsに聞いたら娘さんの車で帰るということです。
うーーーんこれも驚き!

この重症度だったらきっと日本だったら救急車を使うでしょうね。

Nsは二人の娘さんに、tere-careに使う機械について説明し、バイタルサインを測定したら電話回線で毎日病院のサーバにデータを送ってくれるように説明していました。
娘さん達はきっとまだ50代から理解できたのでしょうが、いろいろ難しいのではと思います。
でもしなければならない(お父さんの病状の管理を家でしないといけない!)という空気が充満していて娘さん達も真剣に説明を聞いていました。
ちなみにお母さんも元気みたいですが81歳らしくてやはり娘さんが管理せざるをえません。

Nsは酸素飽和度(SPO2)が88を切ったら必ずNsかDrに連絡するように何度も娘さんに言っていました。

医療費が高いアメリカではすぐ退院させるというのをこの目で見て実感しました。

その後、病院玄関でバスを待っているとひとに話しかけられました。(初体験!)
その後一緒にバスの席に座り
アメリカと日本の病院日数の違いについて話をしたら、アメリカ人である彼(Afrikan-american)も恐ろしいと思っているらしく「出産しても翌日には家に戻って居るんだぜ!信じられるかー!っていう表情と口調でした。

アメリカ人でもこの事実は恐ろしいんだー

先にバスを降りた彼は何度も手をふってくれていました。

こっちの人は人懐っこいです。

2009年2月5日木曜日

Happy birthday for me!

きょうは実はわたしのBirthday!

異国の地でさぞかし寂しい誕生日だろうと思っていたら、ルームメイトが祝ってくれるというではありませんか!




外食にしようか家で作ろうかって事になったんだけどここ数日実習に行っていることもありずっと彼女が作ってくれていたので外食しかも日本食レストランに行くことにしました。




ここは、先日ブログで知り合ったSさんとランチをご一緒したお気に入りのお店です。


久しぶりに、銀鱈の焼き魚(酒粕付け)をたべおいしかった。あとはお寿司と刺身とあんきもを食べ二人でおなか一杯になりました。この日本食の店はweekdayなのに店に入りきらなくて客が並んで待っていました。少し行くのが遅かったらアウトだった。

一人できてカウンターに座り熱燗とすしをオーダーしている外人さんを何人かみてうれしくなりました。

ルームメイトは初挑戦のあんきもに感激していました。お酒があまり飲めないタイ人なのに冷酒をたくさん飲んでいて大丈夫だったかな?

店を後にして、ふたりでQFC(近所のスーパーマーケット)にいき、
アメリカのあまーいケーキを買いアパートで初チャレンジ。

あまーーー。

3種類買って見たけどどれも甘い。見た目よりはおいしいと感じたのだけど甘過ぎる。イチゴとブルーベリーののったのなんかは周りはチョコ。生クリークしか入っていない。えっ!少しはケーキスポンジ入れてよ。生クリーム大好きのうちの子供は喜びそうだけど。
ところで・・・
病院実習2日目の今日の話をしますね。


実習2日目の今日は、別のNsと一緒に3軒の患者さんの家に行きました。

きょうがお誕生日だって知らせたら訪問看護のNsがランチをごちそうしてくれました。
この地域では誰もが知っている宇和島屋という日本食スーパーマーケットのフードコートです。
たまたま訪問の合間に車で通ったのですが私が喜ぶと思い寄ってくれました。
そこで二人で韓国の焼き肉定食を食べました。
食後にもシュークリームをプレゼントしてくれるなど涙が出るくらいうれしかったわ。
こちらではbirthdayの人には特別な扱いをしてくれますね!

訪問先の患者さんにも話すと、心のこもった声でHappy birthday to you!といってもらえうれしかった!

今日訪問をした人はナーシングホームにいる人や自宅にいる人などいろいろで、しかも病状も
いろいろでした。

糖尿病の教育をしっかりする必要があるのに夫婦とも高齢で知識不足、技術不足をどうやってサポートしていくか苦労している、でもがんばっているNsの仕事ぶりをみることができました。このような状況は日本と同じなのですが指導する内容もフィジカルアセスメントも基礎がしっかりできて居るなあと感心しました。それから感染予防も徹底しています。これは見習わないとっておもいました。

Nsの話ではときにはケアのエビデンスを求める患者さんも居るようで(今日はそういうレベルの人はいなかった)、しっかり勉強していないと大変なようです。

永久にライセンスのある日本はクレイジーだといわれました。こちらはずっと継続教育をして試験を受けないとNsの資格を継続できないのです。考えたら人の命を扱う仕事なのだから当然なのですよね。
日本は甘い!

2009年2月4日水曜日

訪問看護実習

きょうから3日間は訪問看護の実習の予定です。

初日は、朝からスタッフミーティングに参加させていただきました。
英語のディスカッションはつらかったですー。まあ私は聞いていただけですけど。

ミーティングが終わり私は一人の方の仕事についてまわることになりました。
午前中はすべてデスクワークでしたね。
でも便利なデータベースとソフトウェアがあり患者さんの記録や処置を記録できいろいろな職種のスタッフ皆が共有できるようになっています。これは病院独自のもののようです。それからこのデータベースと患者情報データベースが連動していて担当医師(アメリカでは日本でいう、まちの開業医がそれぞれの担当医になっているといったシステムだと思います)やagencyのNsや連携職種との連携などにはこのデータベース上ですべてやりとりするようです。
でも記録は すべて自動化ではなく必要な記録は自分で文章を作成したりコピー&ペーストしています。
交換日記みたいにやりとりの経過がみれ経時的に記録されだれがいつ書いたのか短時間ですぐ把握できるし整理できています。

かなり仕事の効率や使い勝手を考えられて作られたシステムだと思いました。
しかもトレーニングや教育の機会を作っているようで ナースがみんな上手にソフトウェアを使いこなして居ます。

多少手間がかかる作業もあり、訪問に行くときには紙に出力が必要な部分もあり日本でも同じだなあと感じるところもありましたがかなりペーパーレスだしWeb上でうまく作業できるところは日本の訪問看護の現場よりずいぶん進んでいると思います。

午後からは、2件の訪問に行きました。
一件目はCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞生肺疾患) の女性、
二件目はMS(Multipul sclerosis:多発性硬化症)の男性を
訪問しました。

アメリカの家は大きいので驚きましたね。
それと、日本のように家族で住んでいるのではなく子供は独立するので一人で住んでいる患者さんも多くて自立せざるを得ない状況なので患者さんの自己管理教育が進むのでしょうね。

2009年2月3日火曜日

Veterans Affaires Hospital


きょうから、Veterans Affaires Hospitalに実習で、初日を終えました。

この病院は正式名は、Puget Sound Health Systems (http://www1.va.gov/pugetsound/)というそうです。全米には何箇所かあるのですがワシントン州ではシアトルとタコマにあるんですが数年前に合併したらしいです。(コスト削減が目的らしい)

ここは、軍人か退役軍人の医療だけを専門にしているアメリカ政府の病院で州の自治ではないそうです。従って、レストランでお食事してもショップで買い物しても州税(ワシントン州は8%)がかからないのです。大きいかも。
写真の建物がそうですが、これは正面玄関からとったのですがこの後ろにもっと建物がありとても大きいです。
病院を案内していただきましたが、なかに職員用のジムがありエクササイズができます。また、リハビリ用の患者さんプールがあり、学校のプールみたいにでかいです。驚きですね。
今日の予定で時間があいたので後日実習予定のTelehealth やTelecareをみせていただきました。さっそく私の関心領域の実際を見せていただき感激です。
全米の患者さんが対象なのでアラスカやハワイのひともいるそうです。
患者さんが自分で測定した血圧や血糖値がデバイスをとおしてサーバに蓄積されそれをもとに指導したりしています。デバイスが相当高そうで値段を聞いてみるとセットで一人2500ドルくらいかかるそうです。一人ひとり用意するのは大変では・・・というと一人の患者が数日入院したらもっとコストがかかるからこちらのほうが安いのよっていうことです。
そうよねー。高いもんね医療費が。
というわけで初日はこんな感じで過ぎました。


2009年2月2日月曜日

英語に対する幻想

わたしには、ずっと英語に対するコンプレックスがありました。
本来おしゃべりなわたしは、英語で会話する機会があるたびに自分の思っていることが思うように表現できずきっと無口でおとなしい人に見られているんだろうなと思うことが悔しかったし、もっと自由に表現できたらいろいろなことが聞けたりして楽しいだろうし知識が増えるだろうに・・・と思っていました。

英語や英会話を勉強しても、博士課程の時にたくさんの英語論文を読んでも、いざ会話すると中学生英語もすぐ出てこない  このような現象がいやでしたね。

まだこういうことを過去形にするほどうまく話せていないのですが・・・ こちらにきてわかったことは、まあ当たり前のことなのですが 英語をしゃべる人が賢いっていう幻想は捨ててよい! ということです。

あたりまえですが。
だって誰でも自分の国の言葉ですから普通にしゃべっているし、きっとそこに居たら言葉を覚えるし慣れるんだと思います。

わたしは自分が子育てしているときに子供が日本語を覚えていく過程を見ていて、 いまのわたしはそれとおんなじだなあとおもいます。 面白いエピソードがありました。

うちの子がやっと言葉を話し始めたこ2歳くらいのころの話です。
会話の中でうちの子が、「しかしながら・・・」っていったのです。

吹き出しました。

子供が使う表現じゃないですよね。親の私たちも使わない言葉です。

でもどこかできっと聞いたんでしょうね。

こういうときはこんな表現をするんだ、今度使おう! こんなかんじだったのでしょう。
いまのわたしがそうです。

それで使ってみて相手の反応が悪いとどっか間違っているんですよね(ははは!)

だからまたちょっと変えて使ってみるってかんじです。

それから、言いたいことがすぐ浮かばない!これよくあるんです。

こういう内容のことを話したい。でもすにに浮かばん、ああどんどん会話は進む、どうしよう!そういう場合は、焦らないで落ち着いて(これ、大事です!)違う表現を使ってみる。

だって伝わればよいのだから。正解もないのだし。

会話していて、相手の人には当然私の英語力が乏しいことはすぐばれるので、相手は私が発語するまでずっと目を見つめながらいつまでも待ってくれます。
でも発語しないと先へ進まないんです。

沈黙になる・・・
ですから沈黙が一番まずいわけで、 なんでもいいからとにかく伝えることが本当に大事だなって思います。 込み入った内容になると、単語を並べています(苦笑)。

でもみなさん親切なので推察してくれ、 こういうこと言いたいの?ってかんじで聞いてくれますね。

それから単語だけが浮かんでこない場合があります

落ち着けば知っている単語を使おうとしているだけなのに会話中はパーっと忘れちゃう。

念のためにポケットに電子辞書をしのばせています。
この留学前に購入した小さい電子辞書が便利です。
コンパクトなので会話までは翻訳できないけど、言葉を調べた際にその言葉を使った簡単な例文も載っています。それが時代遅れな英語でなさそうなので結構使えます。

メールを書くときにも重宝しています。

というわけで私も苦労しているわけです!!!

たった二ヶ月ちょっとの留学なんで英語に関してはそんなに上手になって日本に戻れるわけではないでしょうが、少しだけ前に進めるのかなって思っています。

でも英語はわかりやすく工夫された使いやすい言語だと思います。
金曜日に、イスラエル人の博士課程の学生に会いアドバイザーとともに彼女の研究についてディスカッションしました。

イスラエル人って英語ペラペラなんです。
公用語はヘブライ語で英語ではないそうです。
後で調べたんですが、 どうして公用語が英語でないイスラエルはそんなに英語ができる人が多いのかという理由に、大学ではすべて英語で学ぶからというのも書いてあったけど、多民族国家だったりするから共通言語を話す必要性が高くてそういう場合に英語が使われるからと書いてありました。

島国の単一民族である日本はこういう面でも必要性が低いから英語力がUpしないのだなあと思いました。

そうそう、きょうはアメリカはアメフトのスーパーボウルの試合がありました。(こちらでは視聴率46パーセントにもなるくらいアメリカ人の半分が熱狂してみる試合です)

昼間、モールにお買い物に行ってもひとがとっても少なく、スーパーマーケットもガラガラでした。

私も帰宅しよい場面だけ見ることができました。ピッツバーグカーディナルズが僅差で勝ちました。実は終了直前に劇的なトライをしたのです。すごかった。
ルールもあんまり分かっていないまま観ていたのだけどすごかった。

ルームメイトはピッツバーグにいたことがあるので応援しているほうのチームが勝ち大喜びしていました。

木曜日にCNNニュースのWeb版を見ていると、どうやら専門家らしき女性が(きっと医療関係か栄養士)「日曜日はfootballなのでいっぱいピザや空揚げ、スナック、コーラなどを買い込んで応援するでしょうが、ピザや空揚げなどには脂分が多くてカロリーが高いのでできたらずっと座ったままではなく応援するときには飛び跳ねたり大声を出しカロリーを消費しましょう」っていっているんです。

わたしはそうではなく「観戦するときにそういう食べ物を食べないようにすべきでしょ。」って言いたいですけどね。見ていて笑っちゃいました。

2009年2月1日日曜日

アルカイビーチとQueen Ann

きょうは、こちらは土曜日。日本は日曜ですよね。

きょうは、わたしの大学院時代の指導教官のお友達であるKさんが私を観光に連れて行ってくれました。

久しぶりにすっきり晴れたよいお天気です。景色の奇麗なところに連れて行ってもらいました。



アルカイビーチというイチローのいるマリナーズ本拠地であるセーフコフィールド球場の西の対岸にある半島です。ダウンタウンから車でほんの15分くらいのところです。ダウンタウンを正面に捉えることができるロケーションで本当に景色が素晴らしい。

とってものどかでのんびりできる場所でした。
水面の模様や波の音がとっても綺麗でしたね。
ビーチにはミニチュアの自由の女神があります。


昔、一人の若い男性が自由の女神が手にもっているトーチを壊したことから修繕し本物は美術館に行ってしまいコピーが置かれているそうです。


Kさんは「昔は手が届く高さだったのに随分高くしたのねー」といっておられました。




海岸は4kmにも及ぶ砂浜で芝生がありみんなお散歩していました。


ここで、コーヒーを飲みました。
White Chocolate Mochaにしたらおいしかったー。スターバックスもそうですがどこでもいろんな種類のコーヒーがあります。
このあと、近くの森を歩き、森林浴をしてクイーンアン・ヒルへ行きました。ここもとっても写真を撮るとよい場所だということもあり連れて行ってくれました。


あいにく、こちらの日系人にタコマ富士と呼ばれている富士山より高い山(標高4392m)であるマウントレーニエは雲で見えなかったけどもしこの写真のバックに見えていたら居たらそれはそれはすごい景色になるそうです。

見えなくてもこの景色に十分感動した私はそれを聞くととても残念・・・


それからこんな場所にも連れて行ってもらいました。船着き場です。ここから蟹漁などの漁船がでていくそうです。
この写真、雲の隙間からみえる夕日が水面にも反射して何ともアンニュイな風景ですよね。
絵みたい・・・
こんな景色を映せる目があり、生きている幸せを感じたなあ。