2009年2月7日土曜日

アメリカの入院期間

きょうは病院研修5日目。金曜なので明日あさってが休みと思うとちょっとうれしい。

きょうは、Tele-care Nursingにおじゃましましたがちょっとミスコンダクトで午前中は自習勉強となりました。
午後になり、本日退院する患者さんの家族にTelecareでつかうデバイスの説明をするから一緒に来るかと誘われ病棟にいる家族を呼びに行きました。心不全の87歳のお父さんが患者さんで、家族は二人の娘さんでした。
病棟で患者さんに会い、本当に今日退院するの?っていうかんじの重症度でしたけどきょう退院するようです・・・。アメリカは入院日数が短いのは聞いていましたが実際見たらびっくりしますよ。

「本当に今日退院するの?」って何度も聞き返してしまいました。

わたしはICUCCUで7年半働いていたので重症度やおおよその病状は患者さんを見たらすぐわかります。まだ酸素も5リットル投与されていましたけど・・・。

救急車で自宅にもどるのかってNsに聞いたら娘さんの車で帰るということです。
うーーーんこれも驚き!

この重症度だったらきっと日本だったら救急車を使うでしょうね。

Nsは二人の娘さんに、tere-careに使う機械について説明し、バイタルサインを測定したら電話回線で毎日病院のサーバにデータを送ってくれるように説明していました。
娘さん達はきっとまだ50代から理解できたのでしょうが、いろいろ難しいのではと思います。
でもしなければならない(お父さんの病状の管理を家でしないといけない!)という空気が充満していて娘さん達も真剣に説明を聞いていました。
ちなみにお母さんも元気みたいですが81歳らしくてやはり娘さんが管理せざるをえません。

Nsは酸素飽和度(SPO2)が88を切ったら必ずNsかDrに連絡するように何度も娘さんに言っていました。

医療費が高いアメリカではすぐ退院させるというのをこの目で見て実感しました。

その後、病院玄関でバスを待っているとひとに話しかけられました。(初体験!)
その後一緒にバスの席に座り
アメリカと日本の病院日数の違いについて話をしたら、アメリカ人である彼(Afrikan-american)も恐ろしいと思っているらしく「出産しても翌日には家に戻って居るんだぜ!信じられるかー!っていう表情と口調でした。

アメリカ人でもこの事実は恐ろしいんだー

先にバスを降りた彼は何度も手をふってくれていました。

こっちの人は人懐っこいです。