2009年3月16日月曜日

帰国しました

結局、飛行機に乗る際に、預けた荷物はひとつが7.1ポンド、もう一方が5.5ポンドとどちらもkgにして23kgをオーバーしていて一つにつき25ドルを請求されました。二つで50ドルになりましたが、別便で送るよりは安いのかな。まあいいやって感じでした。

飛行機のなかは空いていたので少しくらいの超過重量は負けてくれてもいいのになー。

でも機内ではゆったりと過ごせました。

見たかったあのアカデミー賞受賞作品映画「Slumdog」もみましたよー。おもしろかった。
それから007も見ました。ダニエル・クレイグがかっこよかったです。

2009年3月11日水曜日

いよいよ帰国します

あっという間の2.5か月がたち明日いよいよ帰国となりました。

私の今の一番の心配は荷物の重さでーす。
最近、飛行機の受託荷物(荷物室に入れる荷物)と手荷物(機内に持ち込む)の超過に対しては非常に厳しくなっています。
重い荷物は燃料を食うからです。

外国の方々のなかの太った人の方がよっぽど重量オーバーだと思うのですけど・・・
そんなこと主張したらきっと人権問題で訴えられそう。
このブログは外国人には読めないでしょうからご勘弁を!

利用するUnited airlineは受託荷物は2個まででそれぞれ23kgを超えると超過料金が発生します。
でも私のような短期滞在者は荷物の量が中途半端なため、
長年このシアトルに住む留学生であるルームメイトがいう「先に本などの荷物を送るよりは超過料金を支払う方が安いだろう」というアドバイスに従うことにしました。

それで荷物が何キロあるか計ってみることに・・・
小さい体重計に重い荷物と共に載って体重ぶんを引き算する。
重い荷物をjもち目盛をみるのは大変!
ルームメイトとわあわあ言いながら計測。
一個目はなんとかクリアしたけど二個目がやばそう。23-32kg以内のときは3000円もしくは25ドルの超過料金ってWebには書いてある。まあ仕方ないか。あしたそれで済むことを祈る。

ひとつ大失敗したことがあります。
海外の専門書を買うならこちらの方が輸入するより安いと思い、たくさん買ってしまったのですが、あとでAmazon Japanで価格をみると日本の方が安いものもあるではないですか???

くやしーい

まあ買った本はこちらでもよく読んでいたので良いのですが、日本に在庫がある場合は日本で買う方が安いようです。荷物の重量超過の最大の原因にもなっているし、日本で買うべきだった・・・

大学のなかの本屋を通してわざわざ取り寄せてもらった本はすごーく高かった!でも出所はAmazonで探していたみたい。よく考えて購入するべきでした!

2009年3月6日金曜日

ローストチキン

アメリカにきてぜひ体験しておきたかったことがあります。



それは・・・



どこのアメリカ家庭にもある大きなオーブンで「鶏の丸焼(ローストチキン)」を焼くことです。


とりは、できたらターキー(七面鳥)に挑戦したかったのですが

ルームメイトが七面鳥は好きではないということで却下となり、鶏にすることにしました。




出来上がりは我ながら上出来でした。

まず

作り方をWebで探し、レシピの準備がOK!



私流に少しアレンジ。

フライパンにニンニクとバターを溶かし玉ねぎを炒めます。そこへ昨日の残りの冷ご飯を混ぜ塩コショーをします。


鶏は内臓をとりきれいにとり、洗い、キッチンペーパーで水気をとり、内臓がなくなり空いたペースに炒めたライスを詰めます。開いている部分を竹ぐしで閉じ胸の方を上にしてオーブンで焼きます。

温度は400ファーレンハイト(きっと日本で180度くらい テキトー)


あ、そうそう溶かしバターを上からかけておきます。それからすこし固型のバターも鶏の上に数か所載せておきます。これが溶けてよい肉汁になります。


焼いている間は時々、肉汁を上からかけなおします。



15分から20分くらい焼いたかしら、焼き色がでてきたらもう少し焼く。実は出したら少しだけ生のところがあり電子レンジでしあげちゃった。今度は気をつけよう!

食しましたところなーんととってもおいしくて感動しました。肉はジューシー、皮はカリッとしていて、ご飯は肉汁がしみ込みガーリックライスみたいになりこれがまた旨い!!!


ルームメートも大喜びでした。

これなら日本に戻っても簡単に作れそう!


でもこの大きいオーブンだからこそうまく作れるって感じもするなあ。

ついでに先日、ルームメートがこのオーブンでつくったクッキーも紹介しちゃいます。

勉強が忙しいルームメート。でもストレス溜まっているせいか、いきなり夜にクッキーを作り始めました。

中がソフトなとってもおいしいチョコチップクッキーでした。



まだまだたくさんあるので


わたしも最近はこれを研究室で食べるおやつにさせてもらっています。ほんとおいしいのよね。

2009年3月2日月曜日

Fisherman's Wharf in San Fransisco

スタンフォード大学を出て、サンフランシスコに一泊しました。

日帰りは難しいので、宿泊が必要で、どうせならと空港近くより市内に泊まろうと

Fisherman's WharfにちかいRadison Hotel Fisherman's Wharf にしました。


スタンフォード大から一旦、空港に戻りBARTに乗り、サンフランシスコに着いたのがもう夜の7時でした。

BARTのPowel駅で降りると、すぐ名物のケーブルカーに乗りFisherman's Wharfに向かうことができる

予定だったのですが・・・

並んでいると「ケーブルカーが故障しましたー」というアナウンス!ガーン!


でも私はラッキーでした。たまたま列に並ぶとき(観光地なのでいつも長い列のようです)、本当にこのケーブルカーで正しいのか前のアメリカ人男性に確認したのです。

その方も「そう思うんだけど・・・わたしも旅行者ですー」

わたしは「私たちは同じ運命ですね!」と笑って会話していると、日本語で「日本人ですか?」って聞いてくるので一瞬びっくり。まさか日本語を話せる人に話しかけたとは・・・


いっしょにいる奥さんが日本人でした。そのときはその男性しか見ていなかったので気付かなかった。おまけにそのアメリカ人男性も日本語ぺらぺら。2年間日本にいたらしい。


すごーーい安心感。すっごい偶然はこのご夫婦も同じホテルに宿泊しているとのこと。

助かりましたー。

代わりにバスに乗りFisherman's Wharfに向かいました。バス停まで距離があったので私一人で辿り着くことは絶対に無理でしたよ!

サンフランシスコは坂だらけなので歩くのは絶対無理ですし本当にラッキーでした。ホテルに着くまでとても楽しいお話ができました。

サンディエゴに在住で今回は2泊3日の旅行だそうです。

サンディエゴについてもいろいろ聞けました。

名前も聞きませんでしたが感謝いたします!


目的(スタンフォードでのmeetingと無事ホテルまで着いたこと)を達成した充実感で、さて、おなかが減りました!


せっかくだからおのぼりさんとしてはFisherman's Wharfでクラムチャウダーを食べようと注文しました。


観光地だからまあそんなに味は期待できないことはWebですでに読んでいて知っていたのですが、とおなかが減っていたのでとてもおいしく
感じました。
(UWのレストランでも同じものは食べれますがこっちの方がずっとおいしい。)
横にあるのはレモネード、こっちにきて好きになりました。

スタンフォード大学に行ってきました


わたしの研究を進める上でどうしても会ってお話を聞きたい先生がスタンフォード大学(サンフランシスコ)におられるので先週、勇気を出して連絡をとってみました。するとお会いしてくださるというので急遽行くことになりました。そのため先週はとっても忙しくしていました。

金曜日の朝、アパートを出て飛行機で2時間半、お昼過ぎにスタンフォード大学につきました!

実は、わたし10年前にも来たことがあるのですよね、この大学!

友人が留学していたので遊びに来たついでに案内してもらったんです。

長い間わすれていましたけど思い出しました。うーんやっぱり素敵!

前に来た時には、「もう一生ここにはくることはないだろう」と思いここを歩きました。

そして学生食堂にも潜りこみ、学生たちが授業の課題らしい話題で食堂の中で熱心にディベートしているのを見て刺激を受けたのを覚えています。

でもまた、縁がありました!


本当に素敵な大学です。

私が今滞在しているUWとは違ったタイプの大学ですね。建物も不思議な雰囲気です。

大きな教会がありこれがまた素敵でした。中に入ると何枚も素敵なステンドグラスが!


こんな大学で学ぶなんて素敵だなあと思っちゃいます。





私立なんで授業料は高いのですが数年前から親の所得による授業料免除制度が始まっているというのをWebでみました。お金持ちの子弟しか行けない大学では優秀な学生は来ないし不公平だということからのようです。学べるチャンスが広がったということは素晴らしいことですね!

2009年2月22日日曜日

森を発見!






わたしのアパートはワシントン大学までバスで10分という近くでUniversity Villageというとてもおしゃれなショッピングモールも近いのです。






この条件だけでもとても満足していたのですが、素敵な森をみつけてしまいました。



今日は良いお天気で暖かかったので、ずっと気になっていた公園まで散歩してみました。


芝生が広がり小道や小川があるので素敵なところだとおもい先へ進んでいくともっと素敵でまるで森のなかにいるよう。









まるでちょっとしたトレッキング気分でした。一時間近くも歩きおいしい空気を吸ってきました!









2009年2月21日土曜日

感動したことが2つありました

今週はワシントン大学にもどり勉強していたのですが、本日金曜日は

Veterans Affaires Hospitalのうちシアトル以外のもうひとつの場所であるAmerican Lake Hospital(Seattle の南にある Tacoma市の南部)に行きました。



シアトルの病院からシャトルバスに乗りFree wayを使っても一時間半くらいかかったのでかなり遠かったです。私は今朝すごく早起きをして、まるで小旅行でしたね。




本日は、災害に関する知識を得るためにAmerican Lake HospitalのJamesさんと食堂で待ち合わせをしていました。



わたしはその前にシアトルからシャトルバス(患者さんが優先なので乗れるかどうか誰も確かな情報を持っていなかったため)にうまくのれるかどうかとても心配していました。


でも・・・

かれは前日に今日乗務予定のAmerican Lake行きのドライバーにわたしのtake careをするように頼んでいてくれたのです。

ですからわたしが出発時間の30分以上も前にバス停の前で立っている(かなり寒い!)と私の名前を呼ぶ人がいて驚いたら乗るバスのドライバーでした。本当にどれだけ安心したことか。
目的地の病院到着後、ドライバーは食堂前までバスで私を運んでくれJamesに留守電まで入れてくれ、「窓際の席に座り待っているんだよ!」っていって去っていきました。
後で会話していて気づきました。彼はいつもは自分の車でシアトルのVAまで行っているらしいので、わざわざわたしのために当日のこの時間のドライバーを探し出し連絡してくれたのだということに。それをJamesに聞いてみると「そうだよ」って!わたしはものすごく感動しました。


それからもうひとつの感動は、
朝は霧がかかっていたAmerikan Lakeでしたが、次第に良いお天気になり、American Lakeと後ろのMt Rainierが感動的に美しかったです。
わざわざ湖畔にでてみせてくれました。もうおとぎの国のような景色でした。




こちらにきて様々な人たちの親切に出会い、本当に感謝してばかりです。

2009年2月17日火曜日

戦争の爪痕 2

今日のYahooに2月13日にわたしがここで書いたことに関連するニュースが掲載されています
戦場で、外傷性脳損傷(TBI)をうけもどってくる兵士が多く、その後遺症が大きな問題となっているというニュースです。
頭部に外傷がなく、脳組織だけが破壊されて記憶障害などの症状を起こすのが特徴だそうで、負傷兵が少なくとも2万人にのぼるというなんとも恐ろしいことです。
詳細は以下のYahooニュースをご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090217-00000000-maip-int

VA Hospital(退役軍人病院)で実習してきたので他人ごとではない思いでこのニュースを読みました。

外傷性脳損傷(TBI):外力によりもたらされる脳の組織の損傷。日常生活では車の事故やスポーツでの転倒などで頭部に直接的な衝撃を受けて起きることが多い。戦場でのケースの大半は爆発の爆風によるもので、外傷がない。診断が難しく、脳機能の回復にはリハビリなどが必要。治療が遅れると症状が固定しやすい。

若い兵士もいるでしょうに長い一生をこの障害と闘わねばならない、そして戦うのは本人だけでなく家族やケアワーカーもだと考えるといたたまれなくなります。
戦争を決断するのは国の上層部だけど出向くのは国民です。

2009年2月13日金曜日

戦争の爪痕

平和ボケしている日本人のわたしでしたがアメリカにきて、そしてこの病院にきて戦争を身近に考えたり災害への危機感について考えさせられています。

一昨日、脊椎損傷患者さんの病棟と外来実習の体験をしたのですが、午前中はスタッフのミーティングに参加させてもらいました。関連職種の人が皆で意見しあうこの会議はとても有意義なものです。
ケースには、イラク戦争やベトナム戦争、第二次世界大戦での負傷者もおられ、行っているキュアやケアについて検討されていました。
聞いていて、戦争で障害を負った人々がいかに大変な生活を強いられるかを知りました。

イラク戦争で用いられているIED(Improvised Explosire Device:即席爆発装置)による負傷者のケース検討はわたしにとってショッキングなものでした。ニュースでジハード(自爆テロ)についてはよく報道されていますが、アメリカではもしかしたら家族や友人がこういうことに巻き込まれたり、また医療者ならこういう方々に出会い向き合いケアせねばならないのです。
そして戦争に行った多くの人々がPTSDやトラウマで苦しんでいます。それはたやすくなおるものではありません。苦しみがずっと続くのです。
戦争は、絶対してはいけないって強く思います。

きょうは災害時や緊急時の備え(Emergency Preparedness )を統括している方のところに実習にいきました。このかた自身が軍にいて最前線で危険と向き合ってきた人です。
戦争、核、テロ(バイオ・ケミカル・兵器・放射線)、自然災害などさまざまな話を聞きました。日本人がどれだけ平和ボケしているかよくわかりました。ほかの国はとくにアメリカの人々は危機と対面して生きているのだということがよくわかりました。
Improvised Explosire Device:即席爆発装置):
地面に埋めたり物陰に隠す程度だったものが、現在では動物の死骸の下や路上に投棄された車両に仕込むケースが目立つ。対人や対車両だけでなく、戦車や重装甲車に対しても時間差で起爆するものも存在し、駐留軍に大きな打撃を与えている。」(Wikipediaから抜粋)

2009年2月9日月曜日

ワイナリーへ行きました

きょうは日曜日で晴れています。ラッキー!

こちらに到着した頃は雨ばかりだったので、晴れだと本当にうれしいし、お日様に感謝しようという気持ちが生まれます。冬のシアトルは日照時間が短くお天気が悪い日も多いので鬱になる人も多いのだとか。


太陽の恵みは大切です。

太陽の恵みといえばワインのもとになるブドウの成熟にも太陽の恵みが大切であり、ワシントン州の東南の地方(カスケード山脈の東側)にあるワインの産地では5月から10月までの日照時間や気候がとても良いのでワインを作るのに適しているようです。全米でもっとも最大のワインの産地がカリフォルニア州で次がここワシントン州だそうです。

私の住むUniversity Districtから40分くらいでWoodinvilleにあるChateau Ste Michelle WineryとColumbia Winery にいきました。2つのワイナリーは隣り合わせにあります。

Chateau Ste Michelle Wineryにつくとまずワインを少し試飲させてくれてそのあと工場見学ツアーをしてくれます。無料なんですよ。そして、最後にまた3種類くらいワインを試飲させてくれました。3種類目に飲んだワインは到着したときに飲んだシャルドネの白ワインでした。試飲に使うワインにしては甘くておいしかったです。

それからColumbia Winery の方に行き、5ドルだすと30ドルくらいするワインを5種類飲ませてくれるというバーカウンターに行き、ワインを試飲しました。わたしはカベルネソヴィニオン(赤ワイン)がすきなのでそれを2種類と、シャルドネ、メルロー、Solare、それとアイスワインを選び飲みました。あれ?全部で6種類だと思うけどバーテンさんは数え間違えたのかな?それともサービス?ラッキー!


アイスワインの事はあまり知らなかったのですが、ルームメイトが甘くておいしいよって教えてくれていたので初挑戦しました。

アイスワインとは・・・

凍らせたワインとかではなくて、偶然に発見したワイン工法によってとてもあまーくおいしいワインができるようになったワインなのだそうです。以下のwikipediaによる説明をごらん下さい。

「アイスワインの誕生はドイツのフランケン地方であった。ブドウ畑が予想していない寒波におそわれてしまいブドウが凍ってしまった。諦めきれなかった農民たちは、凍ってしまったブドウでワインを造ったところ、とても糖度が高く美味しいワインとなっていた。この偶然からアイスワインが作られるようになった。当時は非常に貴重で高価だったため貴族の飲み物であった。」(wikipediaより抜粋)

一口飲んで感動しました。

すごーくあまくて、ワインじゃないみたい。でもまったりと濃くてワインの蜜をのんでいるみたい。


アイスワインは、食事やチーズやおつまみとかと一緒に飲むのではなく、これ自体をデザートとして飲むほうがよいらしいです。


いま漫画「神の雫」がドラマ化され(亀梨君主演)、空前のワインブームだとか・・・

ワインは奥が深そうで、私などはうんちくを述べることなど全くできず、ただ自分の舌で感じておいしいとかおいしくないとか思うだけですが、ワインは大好きですね。特に赤が好きです。


それだけに、この地に来てワイナリーに行けてうれしかったです。


それから、ワイナリーの庭園で孔雀を見ました。

雄らしいのが1羽、雌が3羽くらいいたので羽を広げないかなーと思っていると私の思いが通じたのか羽目を広げてくれました。ラッキー!

羽を広げたり、姿が美しいのは雄で、羽を広げるのは雄の求愛行動らしいのですが・・・・


とってもおかしかったのは


雄が羽を広げるとすぐに4羽の雌そそくさと退散してしていくではありませんか・・・。その様子がまるで漫画かギャグのようにおもしろかったです。
ばっちりビデオにも撮ったので後で見てまた笑っちゃいました。
まだ小さな雄だったのできっと相手にされなかったのでしょう。おかしー。

2009年2月8日日曜日

たばこと喫煙率

わたしはいま、VA hospitalに実習にいくのに毎日バスでダウンタウンまででてバスを乗り継ぎ、病院まで行きます。
ダウンタウンのバス停は、目抜き通りである3rd Avenue & Pine street の角にあります。坂をくだるとあの有名なPike Place Marketの大きな看板がみえるところです。帰りに寄り道したくなりますがこちらは日が短いのでもう真っ暗だし、University District行きのバスが無くなると困るのでいつも急いでアパートに戻っています。後ろ髪引かれながら・・・

ところで朝、バス停でバスを待っている人で煙草を吸っている男女の多いこと・・・
煙草に関して厳しそうなイメージがあったアメリカなので少ないと思っていたのですが、なんのなんのすっている人が本当に多いです。
わたしは鼻炎があるし煙草嫌いなのでバスを待つ周囲で吸われると本当に困ります。
いままで大学にいくバスに乗っていたので誰も煙草を吸ってはいませんでしたが、やはりダウンタウンですね。

そこでちょっと調べてみました。
厚労省の世界の国々の喫煙率(出 典 : WHO “Tobacco Atlas”ただし2002年と古い)を見てみたら。
日本       男 52.8%  女 13.4%
アメリカ     男 34.6%  女 21.0%
東南アジア   男 47.9%  女 11.0%
でした。
男性は日本の方が断然多いようですが、その結果は納得いかないくらいアメリカで吸っている人を見ますよ。
若い女性の喫煙も多いですよ。
ミルクを飲んでいるこども連れの母親が煙草を吸いながらベビーカーを押している。それってどうなの?って首をかしげます。受動喫煙の影響や煙草の火も危ないだろうにと心配しますよ。

東南アジアが多いと言うことはとても理解できます。これまで行ったいくつかの国々で見てきましたから。

たばこを長年吸って、心筋梗塞や慢性呼吸器疾患になっている人も看護してきましたから身体に悪いことしかしない煙草を吸う人の行動が理解できないのは私だけではないと思います。

吸っている人たちは年をとると自分につけが回ると言うことを
知って吸っているのでしょうか?
あまり認識はしていないと思いますがそれは恐ろしいことです。

毎日毒を吸っているのとおなじです。そして自分の身体と地球の空気も汚しているのです。悪いことだらけですよね。

禁煙方法.com というサイトを見つけました。
いままだ喫煙者で1%でも禁煙してみようと思われるかたはこちらへ。

追伸:
きょうは午前中に、ダウンタウンにある宇和島屋(こちらではUWAJIMAYAと呼びます;日本食やアジアの食べ物なら何でもあるスーパー)にルームメイトと共に買い出しに行きました。
行ったのはたこ焼きをするためのタコを買いたかったからです。高かったけどとても新鮮でした。
でもすき焼き肉が安かったので本日はすき焼きにしました。
ルームメイトは初挑戦だったようで感激していました。生卵につけて肉や野菜を食べることも初めての体験だったようです。肉は安くておいしいです。
アメリカ牛はあれだけ避けていたのにこっちにきて安くて旨いので気にしなくなりました。日本に戻ったらまた考えが戻るかな?さてどうかな?

2009年2月7日土曜日

アメリカの入院期間

きょうは病院研修5日目。金曜なので明日あさってが休みと思うとちょっとうれしい。

きょうは、Tele-care Nursingにおじゃましましたがちょっとミスコンダクトで午前中は自習勉強となりました。
午後になり、本日退院する患者さんの家族にTelecareでつかうデバイスの説明をするから一緒に来るかと誘われ病棟にいる家族を呼びに行きました。心不全の87歳のお父さんが患者さんで、家族は二人の娘さんでした。
病棟で患者さんに会い、本当に今日退院するの?っていうかんじの重症度でしたけどきょう退院するようです・・・。アメリカは入院日数が短いのは聞いていましたが実際見たらびっくりしますよ。

「本当に今日退院するの?」って何度も聞き返してしまいました。

わたしはICUCCUで7年半働いていたので重症度やおおよその病状は患者さんを見たらすぐわかります。まだ酸素も5リットル投与されていましたけど・・・。

救急車で自宅にもどるのかってNsに聞いたら娘さんの車で帰るということです。
うーーーんこれも驚き!

この重症度だったらきっと日本だったら救急車を使うでしょうね。

Nsは二人の娘さんに、tere-careに使う機械について説明し、バイタルサインを測定したら電話回線で毎日病院のサーバにデータを送ってくれるように説明していました。
娘さん達はきっとまだ50代から理解できたのでしょうが、いろいろ難しいのではと思います。
でもしなければならない(お父さんの病状の管理を家でしないといけない!)という空気が充満していて娘さん達も真剣に説明を聞いていました。
ちなみにお母さんも元気みたいですが81歳らしくてやはり娘さんが管理せざるをえません。

Nsは酸素飽和度(SPO2)が88を切ったら必ずNsかDrに連絡するように何度も娘さんに言っていました。

医療費が高いアメリカではすぐ退院させるというのをこの目で見て実感しました。

その後、病院玄関でバスを待っているとひとに話しかけられました。(初体験!)
その後一緒にバスの席に座り
アメリカと日本の病院日数の違いについて話をしたら、アメリカ人である彼(Afrikan-american)も恐ろしいと思っているらしく「出産しても翌日には家に戻って居るんだぜ!信じられるかー!っていう表情と口調でした。

アメリカ人でもこの事実は恐ろしいんだー

先にバスを降りた彼は何度も手をふってくれていました。

こっちの人は人懐っこいです。

2009年2月5日木曜日

Happy birthday for me!

きょうは実はわたしのBirthday!

異国の地でさぞかし寂しい誕生日だろうと思っていたら、ルームメイトが祝ってくれるというではありませんか!




外食にしようか家で作ろうかって事になったんだけどここ数日実習に行っていることもありずっと彼女が作ってくれていたので外食しかも日本食レストランに行くことにしました。




ここは、先日ブログで知り合ったSさんとランチをご一緒したお気に入りのお店です。


久しぶりに、銀鱈の焼き魚(酒粕付け)をたべおいしかった。あとはお寿司と刺身とあんきもを食べ二人でおなか一杯になりました。この日本食の店はweekdayなのに店に入りきらなくて客が並んで待っていました。少し行くのが遅かったらアウトだった。

一人できてカウンターに座り熱燗とすしをオーダーしている外人さんを何人かみてうれしくなりました。

ルームメイトは初挑戦のあんきもに感激していました。お酒があまり飲めないタイ人なのに冷酒をたくさん飲んでいて大丈夫だったかな?

店を後にして、ふたりでQFC(近所のスーパーマーケット)にいき、
アメリカのあまーいケーキを買いアパートで初チャレンジ。

あまーーー。

3種類買って見たけどどれも甘い。見た目よりはおいしいと感じたのだけど甘過ぎる。イチゴとブルーベリーののったのなんかは周りはチョコ。生クリークしか入っていない。えっ!少しはケーキスポンジ入れてよ。生クリーム大好きのうちの子供は喜びそうだけど。
ところで・・・
病院実習2日目の今日の話をしますね。


実習2日目の今日は、別のNsと一緒に3軒の患者さんの家に行きました。

きょうがお誕生日だって知らせたら訪問看護のNsがランチをごちそうしてくれました。
この地域では誰もが知っている宇和島屋という日本食スーパーマーケットのフードコートです。
たまたま訪問の合間に車で通ったのですが私が喜ぶと思い寄ってくれました。
そこで二人で韓国の焼き肉定食を食べました。
食後にもシュークリームをプレゼントしてくれるなど涙が出るくらいうれしかったわ。
こちらではbirthdayの人には特別な扱いをしてくれますね!

訪問先の患者さんにも話すと、心のこもった声でHappy birthday to you!といってもらえうれしかった!

今日訪問をした人はナーシングホームにいる人や自宅にいる人などいろいろで、しかも病状も
いろいろでした。

糖尿病の教育をしっかりする必要があるのに夫婦とも高齢で知識不足、技術不足をどうやってサポートしていくか苦労している、でもがんばっているNsの仕事ぶりをみることができました。このような状況は日本と同じなのですが指導する内容もフィジカルアセスメントも基礎がしっかりできて居るなあと感心しました。それから感染予防も徹底しています。これは見習わないとっておもいました。

Nsの話ではときにはケアのエビデンスを求める患者さんも居るようで(今日はそういうレベルの人はいなかった)、しっかり勉強していないと大変なようです。

永久にライセンスのある日本はクレイジーだといわれました。こちらはずっと継続教育をして試験を受けないとNsの資格を継続できないのです。考えたら人の命を扱う仕事なのだから当然なのですよね。
日本は甘い!

2009年2月4日水曜日

訪問看護実習

きょうから3日間は訪問看護の実習の予定です。

初日は、朝からスタッフミーティングに参加させていただきました。
英語のディスカッションはつらかったですー。まあ私は聞いていただけですけど。

ミーティングが終わり私は一人の方の仕事についてまわることになりました。
午前中はすべてデスクワークでしたね。
でも便利なデータベースとソフトウェアがあり患者さんの記録や処置を記録できいろいろな職種のスタッフ皆が共有できるようになっています。これは病院独自のもののようです。それからこのデータベースと患者情報データベースが連動していて担当医師(アメリカでは日本でいう、まちの開業医がそれぞれの担当医になっているといったシステムだと思います)やagencyのNsや連携職種との連携などにはこのデータベース上ですべてやりとりするようです。
でも記録は すべて自動化ではなく必要な記録は自分で文章を作成したりコピー&ペーストしています。
交換日記みたいにやりとりの経過がみれ経時的に記録されだれがいつ書いたのか短時間ですぐ把握できるし整理できています。

かなり仕事の効率や使い勝手を考えられて作られたシステムだと思いました。
しかもトレーニングや教育の機会を作っているようで ナースがみんな上手にソフトウェアを使いこなして居ます。

多少手間がかかる作業もあり、訪問に行くときには紙に出力が必要な部分もあり日本でも同じだなあと感じるところもありましたがかなりペーパーレスだしWeb上でうまく作業できるところは日本の訪問看護の現場よりずいぶん進んでいると思います。

午後からは、2件の訪問に行きました。
一件目はCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞生肺疾患) の女性、
二件目はMS(Multipul sclerosis:多発性硬化症)の男性を
訪問しました。

アメリカの家は大きいので驚きましたね。
それと、日本のように家族で住んでいるのではなく子供は独立するので一人で住んでいる患者さんも多くて自立せざるを得ない状況なので患者さんの自己管理教育が進むのでしょうね。

2009年2月3日火曜日

Veterans Affaires Hospital


きょうから、Veterans Affaires Hospitalに実習で、初日を終えました。

この病院は正式名は、Puget Sound Health Systems (http://www1.va.gov/pugetsound/)というそうです。全米には何箇所かあるのですがワシントン州ではシアトルとタコマにあるんですが数年前に合併したらしいです。(コスト削減が目的らしい)

ここは、軍人か退役軍人の医療だけを専門にしているアメリカ政府の病院で州の自治ではないそうです。従って、レストランでお食事してもショップで買い物しても州税(ワシントン州は8%)がかからないのです。大きいかも。
写真の建物がそうですが、これは正面玄関からとったのですがこの後ろにもっと建物がありとても大きいです。
病院を案内していただきましたが、なかに職員用のジムがありエクササイズができます。また、リハビリ用の患者さんプールがあり、学校のプールみたいにでかいです。驚きですね。
今日の予定で時間があいたので後日実習予定のTelehealth やTelecareをみせていただきました。さっそく私の関心領域の実際を見せていただき感激です。
全米の患者さんが対象なのでアラスカやハワイのひともいるそうです。
患者さんが自分で測定した血圧や血糖値がデバイスをとおしてサーバに蓄積されそれをもとに指導したりしています。デバイスが相当高そうで値段を聞いてみるとセットで一人2500ドルくらいかかるそうです。一人ひとり用意するのは大変では・・・というと一人の患者が数日入院したらもっとコストがかかるからこちらのほうが安いのよっていうことです。
そうよねー。高いもんね医療費が。
というわけで初日はこんな感じで過ぎました。


2009年2月2日月曜日

英語に対する幻想

わたしには、ずっと英語に対するコンプレックスがありました。
本来おしゃべりなわたしは、英語で会話する機会があるたびに自分の思っていることが思うように表現できずきっと無口でおとなしい人に見られているんだろうなと思うことが悔しかったし、もっと自由に表現できたらいろいろなことが聞けたりして楽しいだろうし知識が増えるだろうに・・・と思っていました。

英語や英会話を勉強しても、博士課程の時にたくさんの英語論文を読んでも、いざ会話すると中学生英語もすぐ出てこない  このような現象がいやでしたね。

まだこういうことを過去形にするほどうまく話せていないのですが・・・ こちらにきてわかったことは、まあ当たり前のことなのですが 英語をしゃべる人が賢いっていう幻想は捨ててよい! ということです。

あたりまえですが。
だって誰でも自分の国の言葉ですから普通にしゃべっているし、きっとそこに居たら言葉を覚えるし慣れるんだと思います。

わたしは自分が子育てしているときに子供が日本語を覚えていく過程を見ていて、 いまのわたしはそれとおんなじだなあとおもいます。 面白いエピソードがありました。

うちの子がやっと言葉を話し始めたこ2歳くらいのころの話です。
会話の中でうちの子が、「しかしながら・・・」っていったのです。

吹き出しました。

子供が使う表現じゃないですよね。親の私たちも使わない言葉です。

でもどこかできっと聞いたんでしょうね。

こういうときはこんな表現をするんだ、今度使おう! こんなかんじだったのでしょう。
いまのわたしがそうです。

それで使ってみて相手の反応が悪いとどっか間違っているんですよね(ははは!)

だからまたちょっと変えて使ってみるってかんじです。

それから、言いたいことがすぐ浮かばない!これよくあるんです。

こういう内容のことを話したい。でもすにに浮かばん、ああどんどん会話は進む、どうしよう!そういう場合は、焦らないで落ち着いて(これ、大事です!)違う表現を使ってみる。

だって伝わればよいのだから。正解もないのだし。

会話していて、相手の人には当然私の英語力が乏しいことはすぐばれるので、相手は私が発語するまでずっと目を見つめながらいつまでも待ってくれます。
でも発語しないと先へ進まないんです。

沈黙になる・・・
ですから沈黙が一番まずいわけで、 なんでもいいからとにかく伝えることが本当に大事だなって思います。 込み入った内容になると、単語を並べています(苦笑)。

でもみなさん親切なので推察してくれ、 こういうこと言いたいの?ってかんじで聞いてくれますね。

それから単語だけが浮かんでこない場合があります

落ち着けば知っている単語を使おうとしているだけなのに会話中はパーっと忘れちゃう。

念のためにポケットに電子辞書をしのばせています。
この留学前に購入した小さい電子辞書が便利です。
コンパクトなので会話までは翻訳できないけど、言葉を調べた際にその言葉を使った簡単な例文も載っています。それが時代遅れな英語でなさそうなので結構使えます。

メールを書くときにも重宝しています。

というわけで私も苦労しているわけです!!!

たった二ヶ月ちょっとの留学なんで英語に関してはそんなに上手になって日本に戻れるわけではないでしょうが、少しだけ前に進めるのかなって思っています。

でも英語はわかりやすく工夫された使いやすい言語だと思います。
金曜日に、イスラエル人の博士課程の学生に会いアドバイザーとともに彼女の研究についてディスカッションしました。

イスラエル人って英語ペラペラなんです。
公用語はヘブライ語で英語ではないそうです。
後で調べたんですが、 どうして公用語が英語でないイスラエルはそんなに英語ができる人が多いのかという理由に、大学ではすべて英語で学ぶからというのも書いてあったけど、多民族国家だったりするから共通言語を話す必要性が高くてそういう場合に英語が使われるからと書いてありました。

島国の単一民族である日本はこういう面でも必要性が低いから英語力がUpしないのだなあと思いました。

そうそう、きょうはアメリカはアメフトのスーパーボウルの試合がありました。(こちらでは視聴率46パーセントにもなるくらいアメリカ人の半分が熱狂してみる試合です)

昼間、モールにお買い物に行ってもひとがとっても少なく、スーパーマーケットもガラガラでした。

私も帰宅しよい場面だけ見ることができました。ピッツバーグカーディナルズが僅差で勝ちました。実は終了直前に劇的なトライをしたのです。すごかった。
ルールもあんまり分かっていないまま観ていたのだけどすごかった。

ルームメイトはピッツバーグにいたことがあるので応援しているほうのチームが勝ち大喜びしていました。

木曜日にCNNニュースのWeb版を見ていると、どうやら専門家らしき女性が(きっと医療関係か栄養士)「日曜日はfootballなのでいっぱいピザや空揚げ、スナック、コーラなどを買い込んで応援するでしょうが、ピザや空揚げなどには脂分が多くてカロリーが高いのでできたらずっと座ったままではなく応援するときには飛び跳ねたり大声を出しカロリーを消費しましょう」っていっているんです。

わたしはそうではなく「観戦するときにそういう食べ物を食べないようにすべきでしょ。」って言いたいですけどね。見ていて笑っちゃいました。

2009年2月1日日曜日

アルカイビーチとQueen Ann

きょうは、こちらは土曜日。日本は日曜ですよね。

きょうは、わたしの大学院時代の指導教官のお友達であるKさんが私を観光に連れて行ってくれました。

久しぶりにすっきり晴れたよいお天気です。景色の奇麗なところに連れて行ってもらいました。



アルカイビーチというイチローのいるマリナーズ本拠地であるセーフコフィールド球場の西の対岸にある半島です。ダウンタウンから車でほんの15分くらいのところです。ダウンタウンを正面に捉えることができるロケーションで本当に景色が素晴らしい。

とってものどかでのんびりできる場所でした。
水面の模様や波の音がとっても綺麗でしたね。
ビーチにはミニチュアの自由の女神があります。


昔、一人の若い男性が自由の女神が手にもっているトーチを壊したことから修繕し本物は美術館に行ってしまいコピーが置かれているそうです。


Kさんは「昔は手が届く高さだったのに随分高くしたのねー」といっておられました。




海岸は4kmにも及ぶ砂浜で芝生がありみんなお散歩していました。


ここで、コーヒーを飲みました。
White Chocolate Mochaにしたらおいしかったー。スターバックスもそうですがどこでもいろんな種類のコーヒーがあります。
このあと、近くの森を歩き、森林浴をしてクイーンアン・ヒルへ行きました。ここもとっても写真を撮るとよい場所だということもあり連れて行ってくれました。


あいにく、こちらの日系人にタコマ富士と呼ばれている富士山より高い山(標高4392m)であるマウントレーニエは雲で見えなかったけどもしこの写真のバックに見えていたら居たらそれはそれはすごい景色になるそうです。

見えなくてもこの景色に十分感動した私はそれを聞くととても残念・・・


それからこんな場所にも連れて行ってもらいました。船着き場です。ここから蟹漁などの漁船がでていくそうです。
この写真、雲の隙間からみえる夕日が水面にも反射して何ともアンニュイな風景ですよね。
絵みたい・・・
こんな景色を映せる目があり、生きている幸せを感じたなあ。




















2009年1月31日土曜日

大学の講義 セミナー

きょうはセミナーに参加してきました。

わたしは基本的にはVisiting Scholar(客員教員)の立場なので授業は受けていません。
研究しにいっているのですが、セミナーなどには参加しています。
今日も、アドバイザーが勧めてくれたセミナーに参加してきました。Web上にコンテンツを作る時のデザインとかユーザビリティなどに関する講義を受けに行きました。

行ったのはEngeneering、日本でいえば工学部の校舎です。私のような部外者も入れるセミナーだったのですがたぶん他の人の多くの人は学生で単位を取りに来ていたようです。

講師は、マイクロソフトの開発者でした。研究や仕事でWeb開発が必要になった場合のデザインとかユーザビリティについては私にも関係のある話でとっても興味があったのですが話の内容はOffice2003から2007になったことの開発のときの話とかどんなことをポイントにして開発することが必要かというベーシックな話だったのであんまり新鮮味はなかったかな。

最もどこまで聞き取れているのかはとっても疑問なのですが、パワーポイントつきだったので大体わかったつもりです。

講師の方は、最近はPCがどんどん小型化(こちらではi phoneが大人気)になるので、見せるスペースを効率よくしないといけないからかなりOffice2007になって洗練されたって言っていました。
わたしは最初は2007は使いにくいなあと思ったけどね。

慣れの問題もあるし私の頭が固いせいかいまだに「あのツールバーどこにいったかな?」とかはしょっちゅうです。一回失敗したら覚えればよいのにまた「どこいったかな?」とか探しています。

そういうときはその現象をそのまま検索しています。たとえば「検索」ツールバーが2003から2007になり場所が変わって困りました。そういうときはYahooなどの検索バーに「検索 ツール」とかって入れると誰かが回答してくれているサイトにたどりつけます。

話を戻して

でも開発の課題は、小さいPCが増える一方で大きいのも馬鹿みたいに大きくなっているという二極化がある状態なのでカスタマイズには頭を悩ませるところだっていっていました。(たぶんちゃんと聞きとれていたらですが)

それから、

こちらはマイクロソフトの本拠地(本社)がレッドモントという隣町にあるんですよ。このこともこちらに来てから知りました。カリフォルニア州のシリコンバレーやこのシアトルにマイクロソフトのブレインは集まっているそうです。
ビル・ゲイツもここに住んでいるとか。 もともとシアトル生まれらしいわ。
だからマイクロソフト関連の人がUWの講義に来ることは多いし、この前はその関連会社の社長さんの講義を聴きました。

こちらの授業ってみんな手を挙げてたくさん質問するし、先生も学生にすぐ質問する。わたしは目を合わさないようにしていました(笑)。
こういう学生はやる気ないと思われるのでしょう。

どんな質問したっていいし、なんでも質問したり答えたりしたらとりあえずやる気を買ってもらえるようです。

このほうが先生は楽なのかな?聞きたくないことも聞いてきそうな気もするしうっとおしい時もあるだろうけど、授業自体は楽しいものになるよね。

2009年1月30日金曜日

クレジットカード社会

アメリカはクレジットカード社会だって聞いていたけど本当にそう思います。現金はそのうちなくなるんじゃないかしら。
だって道端の15分しか止められないパーキングエリアに車を止めて2ドル程度の駐車料金を支払うときや公衆電話にもクレジットカードが使える。

こちらに住んでいる人はお財布の中身はせいぜい20ドルくらいはいっているだけですって。40ドル持っていたらお金持ち。
100ドル札なんて何十年見たことないとかいっている人もいます。

私の場合、円からドルに換える時にパックで購入したからsmall からlargeな moneyまで全部入っている。親切でとても助かるmoneyだけど100ドル札はいらないかも。
使えそうなちょっと高めなお店で両替代りに交換するしかない。

もう一つさっきルームメイトから聞いた話だけど、こちらの人のクレジットカード支払いに自動引き落としを選択している人は少ないらしい。
だから振り込んで支払っているらしい。めんどくさっ!
しかも一日支払い期限を遅延すると30ドル支払うペナルティがあるらしい。
でもこれは一日だけだと電話で交渉してちゃらにしてくれるらしい。経験したルームメイトが言っていました。

でもなんで面倒くさいのに毎回の支払にして、自動引き落としにしないのかと聞いてみたら
カードが盗まれたりして他人に使わわれたら困るからというけど、請求が来るのは自分にだし、
カード会社もそのための保険にははいっていると思うので私はその答にも納得できなかったよ。

オンラインで支払うだけだから、
支払期日を覚えておいたらよいだけだから、
と主張しており、面倒くさくないらしい。

わからん・・・

まあ自分がその月にいくら使ったか自覚できてよいかもしれない。
日本で、こちらに来る準備をしているときに「いくらの現金を持参しよう」と悩んでいると夫に「絶対必要ないから!」
と口酸っぱくいわれたけど
日本人根性で「お金を持たないことへの不安」を払拭できず持参してしまった。
まあ円高の恩恵を受けているから、持ち帰り円安になってしまったら使おうと思う。

円高のおかげでいつも 「ドル×90円」くらいのレートでお買い物できちゃう。
高い燃油サーチャージを払ってこちらに来たのだから取り戻しはさせてもらうつもり!

2009年1月29日木曜日

日本人が恋しい

わたしは毎日バスでUWに通っています。

UWには日本人もたくさんいると聞いているのですが
いまだに日本人に出会いません。ということはUWで日本語をしゃべったことがないということです。

バスで通っていますが「このひとこそは日本人かな?」というときがあるのですが

その人の携帯電話が鳴り、話し言葉を盗み聞きすると違うことばでした。

どこにいるのかなあ、日本人。

留学生の集まりとかがあるらしいけどそういうのには参加していないしね。

私の研究室はInternational sutudents とわたしのようなVisiting scholarsしか居ないんだけど韓国の人ばっかりです。一人だけ中国の人がいるけど10年以上前からアメリカに住んでいるそうです。

それにしてもいろんな顔の人がいます。何人かわからないし留学生もきっと多いんだろうしアメリカ自体がいろいろな国のルーツを持つ人の集まりだって本当に感じます。

それと私は日本の女性ではクラスで一番目か二番目というほど背が高いほうなんですが
こちらでも十分通用するような気がします。上から見下ろされることはあまりないです。

ということで発話しなければ十分こちらの人間に染まっているということですね。

こちらにきてもう一つ驚いたことはこちらのひとはすぐに誰にでも話しかけてきます。

バスに乗っていて会話している人同士が知り合いだと思っていたら全然知らんひとだったり。

バスに乗っているおじさんが読んでいる本が、自分の興味ある本だったら若い女の子が
「その本、おもしろい?」って聞いていて、おじさんが「あ、まあまあおもしろいよ」ってこたえると
「私も買いたいって思うんだけどWebでのコメントを呼んでいると評価はいまいちみたいなの」って言っているの。

日本では知らない人には声かけないよね。

私はまだバスで話しかけられことはないです。
話しかけられても予想もしないような会話はきっと聞き取れないだろうなあと不安に思っているとところです。

でもどこに行っても私は喋っています。だってもともと大阪のルーツを持っていてすでに大阪のおばちゃんですから。きっとめちゃくちゃな英語なのでしょうが何とか伝わっているのが不思議だし会話は楽しいですね。

2009年1月28日水曜日

ワシントン州のワイン

アメリカのワインと言えばカリフォルニアワインで正直わたしも産地はカリフォルニアしか知らなかった。

日本で薦められ一回飲んで以来、大好きなROBERT MONDAVI のPRIVATE SELECTIONは日本で買うと2500円くらいするのにこちらのQFCカード会員価格で買うと$6.9で買えます。



しかし、ワシントン州もワインで有名だということをこちらに来ることになり初めて知りました。

早速、買おうと思ったのですがワインの数が多すぎてどこにワシントン州のワインがあるのかわからない。ルームメイトにも探すのを手伝ってもらい、色々あって悩んだけど一番有名だというのを買い飲んでみました。こちらはQFCのお隣になるSAFEWAYで$8.9でした。すんごくおいしいです。日本で1000円以下のワインだとこんな味ではないと思う。きっとこのワインも日本に来ると3000円近くするのだろうな。



こんなスナックも見つけました。



日本でもおなじみのDORITOSですが、2Flavors-1bagと書いてあって、
ホットチリ味とブルーチーズ味の二つが一緒になっていてこれがはまるのです。
あまりたくさん食べると太りそうだし体に悪そうだからお皿に何個って決めて食べてました。
だって11個食べると150カロリーって書いてあるから恐ろしいよね。
パッケージの後ろのカロリー表示はすべての食品に表示してある。表示することが義務付けられているらしい。でもこっちの人はそんなこと気にしているのかいないのかわからんくらい食べるのよね。

先日、UWの私のアドバイザーとメキシカン料理のランチに行ったんだけど、タコスみたいなのの横に
DORITOSみたいなチップがいっぱいのっている。添えてあるというよりお皿の半分の場所を占領している。わたしにしたらこれはお菓子(スナック)なんだけどどうして食事かなあ???

2009年1月27日火曜日

ワシントン大学

わたしの留学先のワシントン大学は学生が3万人もいる大学で、一言で言うと

でかすぎます!





こんなかんじです。こんなたてものがたーくさんあります。


これは大学のHPのを失敬しました。


数日ホテルに住んでいたのですが移り住み大学からアパートに戻るときに


近いから歩けるかもしれないと思い、歩いたら偉い目に遭いました。



それ以来、バスを愛用しています。

ワシントン大学はUW(ゆーだぶ と読みます)といいます。UWのマスコットはなぜか


ハスキー犬だそうで、学生や職員は皆ハスキーカードを持っています。


この大学の人間の証ですね。


これがハスキーカード。顔隠してしておきます。





それから、ハスキーカードの裏はUーPASSといってバスが乗り放題で3ヶ月で私の場合は50ドル(学生と職員では金額が少し違うみたい。)です。







このU-PASSはとっても便利でダウンタウンにもこれ一枚で行けます。


それからルームメートに教えてもらったんだけどこちらはお目当てのバスが今どこを走っているか、あととどれくらいで到着するかWeb上でチェックできます。遅れている場合にも正確にわかります。


寒空の下で待つのがいやだと言ったら教えてくれました。


きっとまだまだ便利な事があるのかもしれないけど

catch upできていないだけかも・・・

それから夜遅くなると危ないからバスにのり運転手さんに言うとタクシーのようにバス停でもないアパートのそばでも降ろしてくれるんだって。これは利用したことがない。そんなに遅くならないようにしていますから。


いまの季節に留学しているのはすんごくかわいそうなんだそうです。


ベストシーズンは夏、でなければ春と秋。間違っても冬に来てはいけないそうです。


雨が多くて寒くて・・・最悪だと皆から聞かされてやってきました。



でもここ一週間ほど晴れています。到着後しばらくずっと雨で「あーやっぱりー」って


覚悟を決め、雨でも槍でも降ってきても平気なようにと、郷にいれが郷に従えということで


こちらでみんながしているファッションで大学まで通っています。





たくさん荷物があっても平気でらくでーす。日本では決してこんな姿で大学には行きませんけどね。


それから大学にはくつろげる場所がたくさんあって窓からのviewも最高です。こういうのいいなあと思います。みんなお昼時にはこういうところでランチしたり勉強したりしています。もちろんどこでもwirelessLANが使えてわたしがだいすきなインターネットがどこでもできます








そしてみんな大学内でコーヒーを持って歩いていますね。やっぱり!だって廊下にもコーヒースタンドがあるんですよ。さすがコーヒーの街、シアトルです。
























2009年1月26日月曜日

カリフォルニアロール

留学中の楽しみの一つは日本とは違った雰囲気が味わえるお食事なんだけど、私の場合はルームメートがタイからの留学生なのでまた別の楽しみがあります。


わたしたちは、だいたい交替で夕食を作りあったりしてます。決めたわけではないけどなんとなくそうなったわけで・・・
日本料理とタイ料理が毎日食べれるというわけです。いいでしょー。


彼女は日本のすしが大好きらしい。すしはシアトル在住の人みんなが好きなんじゃないかな?


一昔前といっても30年くらい前までは日本人が刺身やすしを食べるっていったら「そんなもの食べれん!」ていわれていたのにね。

先日ブログでこちらで知り合ってお会いした日本人女性Aさんの体験だけど30年前に高校生の時に留学先のホストファミリーが、池に鯉が死んでいたのを見て指さして、「はい、これたべるんでしょ?」って真剣に言ったという笑い話を聞き驚きました。

そんなもんは日本人はたべましぇーーーん!

てきっと言ったんだろうね。

ところで本日は、ルームメイトがショッピングモールに連れて行ってくれたのでお買い物三昧してそのあと夕食何食べる?ってきくと

カリフォルニアロール作るっていうのよ!


どうやってつくるんだよ?っていうと

日本人は作れるんじゃないの?って言うのよね。


確かに、母が巻きずし作るのはいつも見てきたし手伝ったりもしたけど自分では作ったことはない、これでも日本では7歳の息子が居る一応主婦なのに・・

でもせっかくだから異国の地でチャレンジすることにしました。

すし酢が必要だよっていうと

日本のじゃないけど持っているよ!

のりは?

買ってある!

ええー?

簀巻き(すまき:表現に苦労したけど竹のようなものでできた巻物で通じた)がいるよ!   というと


持っている!


えっ???


あんたはドラえもんか?ってきいたよ。


でも私に作ってもらおうと準備していたのかも???

てわけでつくってみましたー。



我ながらなかなかの出来栄えです。

なんとかなるもんだ。

これだけを近くのQFCやSAVEWAYというスーパーマーケットで買うときっと2000円くらいするよきっと! すしは高いもの!


今回の超かんたんでアバウトな作り方:

1.ご飯を炊く
2.炊いたご飯にすぐ酢(砂糖を混ぜておく)とすしのこ(インスタント)をいれ味を見ながら
調節
3.少しさます
4.簀巻きの上にのりを敷く
5.ご飯を均等にのせる このとき少し両端に余裕を持たせる。なぜかというと具がはみ出てくるため
6.ご飯の上に具をのせる




今回の具;
きゅうり
アボガド
卵焼き(甘いのがGood)
かにかまぼこ・・・これもすでに冷凍庫に持っていたので驚き  本当のドラえもんだ!

これだけの具はカリフォルニアロールには必須です。



でも具を入れすぎるとうまく巻くことができないので注意が必要ですよ。

のりの代わりに、白ごま(セサミ)か”とびこ”を使ってもよいそうだ。そういえばこちらの
スーパーマーケットににはそういうのも売っている。

ところで余談だけど日本にスーパーマーケットはこちらでは、grocery(グロッサリー)というそうだ。でもすんごいおおきい。土地が広いせいもあるけど品揃えがすごい。わたしはgroceryにいくのがだいすき!

話が脱線したけど

作ったカリフォルニアロールはとってもおいしかった。
3本つくったけどだべきれず次回の食事にも食べれそう。

少食のルームメイトがたくさん食べた上にもう一個手を伸ばすかどうか悩んでいたわ。



そのほかの今日のメニューは、安かった牛肉のステーキと野菜サラダです。



ステーキソースは大根と醤油で味付けしたジャパニーズなソースにしました。ルームメートも気に入っていましたよ。



これもUpしちゃおう





大満足の夕食でした。

次回はルームメイトに巻いてもらおう。私が帰国してもじぶんでつくれるように!

2009年1月25日日曜日

アメリカの医療と保険の事情

シアトルに来て3週間になります。なにも記録に残さず日々すぎていくよりは残しておくと後で懐かしく思えるかなあと思い、これから書いていこうと思います。

数日前にランチをご一緒した方から聞いたお話です。


アメリカ人の夫の保険で眼科を受診しようとしたSさん、アメリカでは受診できる病院は保険会社が決めるため自宅に近くて評判のよい眼科を苦労してWebでやっと探されました。

予約も取リ終えて受診を明日に待つのみとなっていたのに、前日になり眼科病院から受診をお断りをせざるをえないというすまなさそうな電話が来たそうです。



理由は、夫の会社の保険がその眼科病院との契約を打ち切ったからだそうです。

眼科病院のせいではなく保険会社の勝手なのですが、アメリカではこういう事はよくあるらしいです。

自分の会社の利益に見合わない顧客(クリニック)だと平気で切ってしまう。

つまり医療はビジネスなのです。

保険会社主導の医療なのですよね。

これは、もっと恐ろしい事態もつくっているのです。

医師がその人のために多額になっても行いたい医療があったとしても保険会社が「損するからストップ!」って口出しするんですよね。

おそろしい・・・人道的医療はどこに存在するの?


Sさんのお話に戻りますが、眼科探しはまた振り出しに戻り、探すところから始めないといけなくなりそうだということです。

なんという無駄!

日本ではこんな事は考えられないとクリニックに文句の電話をしたそうですが、よくよく考えたらクリニックも被害者なんですよね。

持って行きどころのない怒りってむなしいですよね。


このことを同じ研究室にいる博士課程の学生(韓国からの留学生)にいうと本当に保険制度は、いけてないそうだ。

彼女の友人がERに一日入り保険を持っていたのに3000ドル(約30万円)を請求され目が飛び出るほど驚き、保険会社に交渉したら1500ドルになったそうである。



値切れるんだ・・・医療に値切るってあるの?

たぶん、交渉によって保険でカバーしてもらえる部分が増えたのだと思うが日本ではありえないお話である。

黙っていたら損をするのはまあどこの世界でも一緒かもしれないけど。



なんだか不思議な世界です!



一つだけいえることはアメリカでは絶対病気になってはいけない!ということですね



先日、おなかの調子が少し悪かったので日本から持参の正露丸を飲みました。

いつも感心するけどよく効くよねえ、あの丸い粒。

あのにおいをかいだら治る気がするという暗示にかかっているせいもあるけどね。