2009年2月17日火曜日

戦争の爪痕 2

今日のYahooに2月13日にわたしがここで書いたことに関連するニュースが掲載されています
戦場で、外傷性脳損傷(TBI)をうけもどってくる兵士が多く、その後遺症が大きな問題となっているというニュースです。
頭部に外傷がなく、脳組織だけが破壊されて記憶障害などの症状を起こすのが特徴だそうで、負傷兵が少なくとも2万人にのぼるというなんとも恐ろしいことです。
詳細は以下のYahooニュースをご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090217-00000000-maip-int

VA Hospital(退役軍人病院)で実習してきたので他人ごとではない思いでこのニュースを読みました。

外傷性脳損傷(TBI):外力によりもたらされる脳の組織の損傷。日常生活では車の事故やスポーツでの転倒などで頭部に直接的な衝撃を受けて起きることが多い。戦場でのケースの大半は爆発の爆風によるもので、外傷がない。診断が難しく、脳機能の回復にはリハビリなどが必要。治療が遅れると症状が固定しやすい。

若い兵士もいるでしょうに長い一生をこの障害と闘わねばならない、そして戦うのは本人だけでなく家族やケアワーカーもだと考えるといたたまれなくなります。
戦争を決断するのは国の上層部だけど出向くのは国民です。